食生活の乱れがまねく未来像とは
朝、毎朝のことながら目覚ましで起きました。
ところが、
脳はまだ起きていない・・・
という状態では、食欲がなくて普通な傾向です。
しかし、
これが「朝食を食べなくてもいい」ということには結びつかないのです。
私たち親であったり、大人だったら、
・「時間がないから朝食は食べない」
・「ご飯を食べるより寝ていたい」
が間違っていても通るかもしれません。。。
これは、
朝食を食べなくても、昼食の時間までの間に何かを口にしたり、
早い昼食にすることもできるからではありませんか?
しかし、
学校生活を送っている小・中学生の子どもたちは、
いくら途中でお腹が減っても大人と同じことは出来ないのです。
・朝から体調不良を訴えたり
・授業中ボーッとしていたり
・集中できなかったり
・すぐイライラしたり
・何をやっても無気力な子ども
これらが増えているのも、このような食生活の乱れが影響しているといわれています。
さらに、乱れた食生活は大人にとっても生活習慣病のリスクが高まるなどの問題がありますが、
それ以上に、これからまさに体が成長していく子どもたちに、食の歪みは大きな影響を及ぼしていくことになります。
私たち親世代がまだ子供の頃「成人病」と呼ばれていた今の「生活習慣病」の若年化が着々と進行していて、
・小学生の肥満
・脂質異常
・生活習慣病で死亡する
などの中・高校生も出てきています。
ある小学校の健康診断の結果では、高コレステロールだった子どもが11%もいるという報告もあるほどです。
飽食の時代と呼ばれ始めた80年代から現在までの四半世紀の間に、小学生の肥満児は3倍に増加していて、小中高生の子どもの10%が肥満であり、そのうちの5%はすでに生活習慣病になっているのです。
ただし、子どもの場合、肥満になったりコレステロールの値が高くても、いますぐ病気になったりするわけではありません。
しかし、その原因となる誤った食生活を続けていれば、 20代、 30代で発病してしまう可能性は高いのです。