食事のマナーの基本 5
⑤洋食のマナーの基本
最近では小学生でも、レストランなどで外食する機会は増えています。
そこでナイフとフォークを使って食べる洋食のマナーも、小学生の頃からそろそろ覚えておきたいものです。
ただし、マナーを覚えたり練習するのは、外食したときにレストランなどで行うのは好ましくありません。うるさがられてその場の食事が楽しくなくなってしまいますし、拾遺にも迷惑です。
まず、家庭で練習するようにしましょう。
●ナイフとフォークの持ち方
ナイフは右手、フォークは左手に持ちます。どちらも人さし指を伸ばして、ナイフとフォークに軽く添えるようにします。
食事中にナイフとフォークを置く場合は、皿の上(料理の向こう側)にナイフとフォークを「ハ」の字型にします。
国によって多少のちがいはありますが、ナイフの刃は内側に向けて、フォークの背を上にする
ところは同じです。
手がふれて落とさないようにナイフとフォークは皿から出ないようにします。
食事がすんだら、時計の4時20分の位置にナイフとフォークを揃えて並べます。
ナイフの刃は内側、フォークの先は上向きにします。
●洋食の食べ方
・ステーキ…ナイフは右手に、フォークは左手に持って、普通はフォークで肉を押さえ、
一口で食べられる大きさに切り分けながら食べますが、最初に一口大に切り
分けてからフォークを右手に持ち替えて食べても構いません。
つけ合わせのグリンピースなどは、ナイフでフォークにのせていただきます。
・魚…………魚の頭をフォークで押さえ、中骨(背骨)に沿ってナイフを入れます。
次に中骨の頭のほうをフォークで押さえ、ナイフで身を手前と向こう側に開
くようにしてほぐします。
ほぐし終えたら、少しずつ切りとっていただきます。
中骨の上の身を食べ終えたら、ナイフで骨をはずします。
あとは先ほどと同様にして残りの身をいただきます。
・エ ビ……殻付きの大きなエビが出されたときは、ナイフとフォークで身を殻からはず
してからいただきます。
まず、エビの身と殼の間にナイフを入れます。
次に、ナイフで殻を押さえながら、フォークで身をはずして皿の手前に置き
ます。あとは食べやすい大きさに切り分けながらいただきます。
※他にも、次のような食べ方を覚えておくといいでしょう。
・パ ン……パンは手で一口大にちぎって、その都度、バターナイフでバターをつけて食
べるようにします。
料理のソースが皿に残っていたら、パンでソースを拭うようにつけて食べて
も構いません。
・スープ……まず、スープは音を立てずに飲むのがマナーです。把っ手のついたカップスー
プの場合は、カップを手に持って□に運んで飲むようにします。
洋食で手に持っていいのはカップくらいです。
スープ皿のスープはスプーンを使って口に運びます。
スープが残り少なくなったら、皿の向こう側を少し上げて皿を傾け、スプー
ンですくうようにします。
これはフランス式の方法で、スープ皿の手前側を少し上げて皿を傾けるイギ
リス式もあります。
・ライス……ご飯はフォークの腹で(スプーンのように使って)すくって食べて構いませ
ん。右手に持ち替えて食べるといいでしょう。
これはフランス式で、イギリス式ではフォークの背にご飯をのせていただき
ます。どちらでいただいても構いませんが、スープとライスの食べ方でフラ
ンス式とイギリス式が混ざってしまうのは感心しませんので注意しましょう。
・サラダ……サラダや前菜などは、一口大にまとめフォークに刺して食べます。
・ナプキン…フォーマルの席などで用意されているナプキンは、同席している年長者が取っ
てから手にするようにします。
ナプキンは一度広げてから二つ折りにし、輪になっているほうを手前にして
膝の上に置きます。そして手や口元が汚れたときは、二つ折りにした内側で
拭うようにします。
また、魚の骨や果物の種などを出すときに、ナプキンで□元を隠すようにし
ます。
トイレなどで中座するときは軽くたたんで椅子の上に置き(戻ってくること
を表わしています)、食事が終わって退席するときは、軽くたたんでテーブ
ルの端に置くようにします。
●ナイフ、フォークのセッティング
西洋料理をいただくときは、料理の種類に応じてさまざまなナイフ、フォークを使います。
レストランなどで食事する場合、予めセッティングされているナイフ、フォークは、出される料理の順番にしたがって外詞から順に使っていくのが基本です。
ただし、最初から全部の料理分のナイフ、フォークをセットせず、料理が出される順番にしたがって随時ナイフ、フォークがセットされていく場合もあります。