酒とつまみのとりかた
アルコールのもつエネルギーは1g当たり7kcalで、このうち、5kcal程度が体内でエネルギーとして利用されるといわれています。
タンパク質や糖質のもつエネルギーは1g4kcalですから、アルコールは、脂質に次いで高カロリーということになります。
よく「ビールや日本酒は太るけど、ウイスキーや焼酎なら大丈夫」という人がいます。
ビールと日本酒には、アルコールのほかに糖質も含まれているので、純アルコールとして同じ量を摂つた場合、ビールや日本酒はウイスキーよりも若干高力ロリーになります。
しかし、ウイスキーに含まれているアルコールのエネルギーだけでも、すでにかなりの高力ロリーですから、ウイスキーなら太らないということにはなりません。
どんなアルコールでも、ある程度の量を飲み続けると、肥満のもとになりうるというわけです。
ダイエット中は、しばらくの間、禁酒できれば理想的ですが、どうしてもやめられない場合には、1日に飲むアルコールを、ご飯茶碗1杯のエネルギーに相当する185kcal以下にとどめておくことが大切です。
休肝日は、肝臓を守るためにも週二日は必要です。
付き合いで飲むことの多い人は、ウイスキーや焼酎をストレートではなく、水、お湯、ウーロン茶などで割って、酒量を減らしていきましょう。
周りの人たちに禁酒または節酒を宣言してしまうのも一つの手です。
どうしても外せない宴席では、飲まされ役より飲ませ上手になりたいものです。
外で飲む機会は必要最小限にとどめ、お酒の量の調節、つまみも工夫しやすい家で飲むようにしましょう。
ただし、あるとつい飲んでしまうので、酒類の買い置き、冷蔵庫へのストックはなるべく止めましょう。
※アルコールのもつエネルギーは?
・1g(1ml)当り7kcal
このうち5kcalが体内エネルギーとして使用
・ウイスキーは太らないか?
ウイスキーダブル3杯に含まれる純アルコール 約400kcal
ビール中ビン3本(400kcal)十糖質=600kcal
日本酒 約2合半(400kcal)十糖質=490kcal
清酒一合(180ml) 196kcal
焼酎35度(60ml) 123kcal
焼酎25度(60ml) 87.6kcal
梅酒(30ml) 47kcal
ビール(500ml) 200kcal
缶ビール(350ml) 140kcal
黒ビール(350ml) 161kcal
白ワイン(200ml) 146kcal
ウィスキー(60ml) 142kcal
ブランディー(30ml) 71kcal
ウォッカ(30ml) 72kcal
どんなアルコールも飲み過ぎは厳禁
※ダイエット中のアルコール量
ご飯茶碗1杯(110g)=185kcal
・日本酒0.9合
・ビール0.9本
・ウイスキーシングル2杯半
・ブランデーグラス2杯半
・ウォッカグラス2杯半
・焼酎35度コップ2分の1杯
・ワイングラス2杯半程度の量にとどめておく
※休肝日は週2日
お水、お湯、ウーロン茶などで割って、酒量を減らしていきましょう。
周りの人たちに禁酒または節酒を宣言してしまうのも一つの手です。
周囲の協力を得られれば、割合楽に酒量を減らせるものです