食事のマナーの基本 4

和食を美しく食べる(配膳)   


和食の食器の並べ方は、ご飯茶碗は手前の左側に、汁碗は右側に置き、箸はいちばん取りやすい手前に置きます。

奥のおかずは、正式には主菜が右、副菜が左側になります。


和食では、おかずとご飯、汁物を交互に食べるようにします。

口の中でおかずとご飯が一緒になることで、味付けの濃いおかずが中和されてほどよい味になります。

また、ご飯もご飯だけで食べるよりおいしくいただけます。

これは「口中調味」といわれる、ご飯を主食とする日本特有の食べ方です。


同じおかずだけ、汁物だけを食べてしまうような「ばっかり食べ」は、おかずの味に慣れ、より濃い味付けをほしがったりすることにもつながるので、やめるようにしましょう。


茶碗の持ち方


正しい器の持ち方をすると、安定がいいので子どもでも料理をこぼしたりすることが少なくなります。そして、見た目も美しい姿勢になります。


ご飯の茶碗や汁物のお椀は、4本の指を軽く閉じてその上に茶碗をのせ、親指を茶碗のふちに添えてしっかりささえます。


ご飯茶碗、汁椀のほかにも、酢の物などの小鉢や醤油皿、取り皿、汁気のある小さめのお皿は自分の体の近くまで持ってきて、皿を持ったまま食べて構いません。


逆に、サラダや煮物など盛りつけてある大皿は、持ってはいけません。料理を小皿などに取り分けるようにして、この小皿は持って食べてもいいのです。


丼物を食べるときは、丼を手に持ち、上の具と下のご飯を交互に、あるいは具を切り分けて少量のご飯に乗せて食べます。丼が大き過ぎてうまく持てない子どもの場合は、ふつうのご飯茶碗に小分けして食べるようにするとよいでしょう。


また、お重をいただく場合の食べ方は丼物と同じですが、お重は持ちにくいので、置いたまま食べるのが基本です。この場合、汁物のお椀は取りやすいように例外的にお重の左側に配膳します。


よく食べものや汁を落とさないように、手を皿のようにして口の近くに添えて食べるのを見ることがあります。一見、上品そうに見えたり、本人もそのつもりでしているのでしょうが、実はこの手皿はマナー違反です。


汁が手にこぼれたりして、けっして美しいものではありません。小皿や醤油皿など、持っていいお皿を添えるようにしてください。

Posted by ainohana