脂質の摂り方
血液中の中性脂肪が増加する原因には、エネルギーの過剰や、脂肪・油脂の摂り過ぎなどがあります。
中性脂肪を低下させ、「脂肪がつきにくい」と表示することが認められた特定保健用食品として、ジアシルグリセロールを使った食用油が発売されて話題になりました。
「脂肪を控えめに」という標語は、「塩分を減らす」「アルコールは控えめに」などと一緒に、生活習慣病の予防に重要なキ一ワードの一つです。
しかし、むやみに脂質の摂取を減らすと、脂に溶けて体内に取り込まれるビタミンAやEが不足して、肌あれや夜盲症などの弊害が出ることがあります。
1日の総摂取エネルギーの約20%前後に相当する50g程度の脂質は、毎日必ず摂らなければなりません。
脂質は少なければ、少ないほどよいというわけではなく、問題は摂取する脂質の種類です。
中性脂肪の増加の原因 ⇒ 脂肪・油脂の摂りすぎ
★単純糖質の週剰
菓子、清涼飲料、果物などの食べ過ぎや、間食が多いケ-ス
★アルコールの飲み過ぎ
―緒に血液中のγ-GTPや尿酸も上昇していることが多い。
脂肪肝がみつかることもある。
★肉が好きで魚をあまり食べない
同時にコレステロールも増加していることが多い。
青い背の魚などに多く含まれて3系脂肪酸はコレステロールだけではなく中性脂肪も低下させる
★体質・遺伝
血縁関係のある親族に中性脂肪が高い人がいる場合には、遺伝的に中性脂肪が高い体質であることも考えられます。