脂肪細胞の数とサイズが関係

・脂肪細胞が増える肥満とふくらむ肥満との関係

 

同じ減量作戦を開始しても、効果がすぐにあらわれる人とあらわれにくい人がいます。


これは肥満の原因となる脂肪細胞の状態と関係があります。

太っている人の脂肪細胞の状態を顕微鏡で観察すると、つぎの3つのタイプが認められます。


①脂肪細胞の数そのものが多い
②数は正常者とあまり変わらないが一つひとつの細胞のサイズが大きい
③数も多くサイズも大きい

・子どもの頃に増えた脂肪細胞は一生減らない


脂肪細胞が増えるのは、人の一生のうちで、胎児期(妊娠後期)と乳児期、思春期にほとんど集中しています。


最近の研究では、成人してからも若干、数が増えることはあるものの、おとなでは脂肪細胞のサイズが大きくなる例がほとんどといわれます。
 

一度増えた脂肪細胞はおとなになっても一生減ることがありません。
 


このため、子どもの頃に太った人は、その後、脂肪細胞がしぼんでやせたとしても、再び、たくさんある脂肪細胞の一つひとつがふくらんで太りやすくなることがあります。
 

子どもの頃に脂肪細胞が増えて肥満となり、その後、脂肪細胞がふくらんだ場合には、③のタイプとなり、非常に高度な肥満となって、やせにくくなります。



・中年太りはやせやすい


おとなになってから太った人は、脂肪細胞の数はとくに多くない場合が多く、脂肪細胞のサイズを元にもどせばやせられます。


きちんと食事や運動に気をつければ、白色脂肪細胞に詰まっている中性脂肪の燃焼が進み、ふくらんだ脂肪細胞のサイズがだんだんしぼんできます。
 


また、中年からつきやすい内臓の周りの脂肪は、皮下脂肪に比べてたまりやすい一方、分解もされやすく、減量の効果があらわれやすいのが特徴です。
 


中年太りこそ、減量のしがいがあるといえます。



Posted by ainohana