季節・郷土料理・行事食3
● 人日(じんじつ)の節句
1月7日に行われる五節句の1つ。
七種類の野草や野菜を刻んでお粥を作る「七草粥」の風習があります。
起源は中国ですが、日本でも歴史は古く、「天皇神宮歴史帳」(804年)に記録が残っています。
現在のように春の七草(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ)を使うようになったのは鎌倉時代になってから。
それ以前は、七草粥は七種粥と書き、七種の穀物(米、麦、あわ、きび、ひえ、胡麻、小豆)で作られたという説もあります。